“きれいな水を未来まで”          

 長崎県は、広大な海に面し、変化に富んだ海岸線や雲仙天草、西海の二つの国立公園に
代表される美しい景観と多くの歴史的文化的遺産を有するなど、豊かな環境に恵まれてい
ます。しかしながら、今日の大量消費社会の影響により、河川及び海域の汚染等自然環境
破壊が進んでいます。県内で公共用水域の水質の目標値として定められている水質環境基
準が、平成8年度には河川で57水域の内11水域、海域で83地点の内19地点達成さ
れていません。その汚染の最大の原因が、各家庭からの生活雑排水であり、早急に下水道
を整備する必要があります。しかしながら、長崎県内の下水道普及率は、平成9年度末3
8.1%で、全国平均の55%(H8末)に遠く及ばないため、県独自の補助制度や交付
金制度を充実させて、市町村の下水道実績率及び下水道普及率向上を目指しています。