長崎都市計画道路 3・5・126号 小ヶ倉蛍茶屋線は、長崎市小ヶ倉町2丁目で一般国道499号と分岐し、
新戸町、出雲3丁目、田上2丁目、愛宕4丁目などを通り、矢の平1丁目(蛍茶屋)で一般国道34号に接続す
る幹線道路です。
長崎市内の道路網は、主要道路の多くが市街地中心部から放射状に伸びるパターンとなっており、自動車
交通が一点に集中することから、朝夕の通勤ラッシュ時をピークとして慢性的な交通渋滞が発生しています。
また、中心部に隣接する斜面市街地においては、車両の通行できる道路がきわめて少なく、生活利便性や
防災安全性が著しく劣るために、若年層を中心に人口の流出が続き、活力の低下も目立ってきました。
小ヶ倉蛍茶屋線は、このような長崎特有の都市課題を解消するために計画された道路で、整備が進めば、
長崎市南部・野母崎方面と東長崎・諫早方面とを往来する車は中心部を通過せずにすむことから、交通混雑
が大幅に緩和されるほか、沿線地域のアクセシビリティと防災機能が向上することにより、斜面市街地における
生活環境の改善や、新たな地域開発の促進が図られ、健全な市街地の形成に寄与するものと期待されます。 |